--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007.05.29 17:26|読書:三浦しをん
月魚 (角川文庫)月魚 (角川文庫)
(2004/05)
三浦 しをん

商品詳細を見る

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた……(裏表紙より)

こういう文章を読んだとき私は、すぐに透明感のある文章だと言いたくなるのだけど、そんな風に一言でくくれるものなんて本当はどこにも無いのだ。
透明と不透明。相反するものが澄ました顔で二つ一緒に並んでいる事だって、ぶつかり合っている事だってたくさんある。

断片的に感じるものが多くて、読み返してもなお、言葉が上手くまとまらない。

月が映り込んだ池の底のような静けさ。

それもあるかもしれない、でもちがう、もっとどろどろしたものもあるかもしれない。

読んでいるうちに物語に絡め取られたしまったような、そんな感じで、うまく言葉がこの本の感想というものになりません。

これ以上まとまらない言葉を並べるのも無粋ですね。

わたしはこの本が好きです。


(2007.5.17読了)
スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌

2007.05.29 16:53|読書:さ行の著者
一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-
(2006/08/26)
佐藤 多佳子

商品詳細を見る

風のように駆け抜けていくような物語であり、私が一瞬の風のように通り抜けてしまった「もの」を思い出すような、また見つけたような、そんなお話でした。

『一瞬の風になれ』
2007年、今年の本屋大賞受賞作ということもあり、店頭で見かけた方やすでに読了された方も多いのではないかと思います。

主人公は高校一年生の新二。
中学までやってきたサッカーは、どんなに頑張っても優秀な兄を超えることも追いつくことも出来ずにいた。
でも高校で出会った陸上競技、ショートスプリントの世界の中で新二は自分だけの道を見つけていく。

第一部の「イチニツイテ」から「ヨウイ」「ドン」まで3冊、ページ数は多いですが新二の一人称で話がどんどん進んでいくので読みやすいです。
新二が見るもの感じるもの、全てが正確に伝わるわけじゃなくても、そのどきどきとかわくわくに見事にのせられ、流され。
最後まで読みきったときには、清々しいような、懐かしいような、そしてちょっと寂しいようなそんな気持ちになりました。

自分自身が高校時代に落っことしてきたままのものとか、果たせなかったこととかちょっと思い出してしまったからかなー。

現役高校生が読むと、また違った感じなんでしょうね。
もうちょっと勇気出して自分も陸上に挑戦してみればよかった、なんて思えるのはとっくに卒業してしまったからだろうし。
高校生のときに読んでたら・・・がむしゃらに頑張れていいなぁって、全然違う世界にいるんだなぁ私、ってちょっと寂しくなるかもしれない…。でもその後自分は自分のできること、好きなことで目一杯頑張るんだ!!ってなるかなぁ??
……ん?今とあんまり変わらない??

自分が、スポーツテストの1,2本の100m走で「気持ちいいな」「楽しいな」と思うのとは全然次元の違う世界だろうけど、そういう「いいな」と思う世界の中でひたすら頑張れる幸せっていいなぁ。
若いなぁ。

あっと言う間に過ぎてしまう、たったの数年。
一瞬の風のような時間のなか、自分こそが風になって、風を作って走り抜けていく。
自分だけのレーン。
光る一本の赤い走路。
自分の道、自分でつかんだ道。
自分だけの道。

胸がきゅんとするような、素敵なお話でしたvv

(2007.5.9読了)

テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌

2007.05.18 01:07|読書:ま行の著者
詩的私的ジャック (講談社文庫)詩的私的ジャック (講談社文庫)
(1999/11/12)
森 博嗣

商品詳細を見る

大学施設で女子大生が連続して殺された。現場には密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。(裏表紙より)


S&Mシリーズ4作目。
シリーズものであること、またミステリーであるため、感想はごくごく控えめに。

今回は萌と犀川の恋愛模様に見所ありって感じでしょうか。

穢れを許さず純粋なものであることを求めることは必ずしも正の方向へと向かうわけではない。

『人間は、クリスタルではない。』

(2007.4.21読了)

テーマ:推理小説・ミステリー
ジャンル:本・雑誌

2007.05.18 00:32|読書:三浦しをん
まほろ駅前多田便利軒まほろ駅前多田便利軒
(2006/03)
三浦 しをん

商品詳細を見る

まほろ駅前にて便利屋を営む多田。そこになりゆきで住み着いてしまった行天。30代独身バツイチ同士。
ぶっきらぼうながらもお人よしな多田と見目は良いがつかみどころが無くてどこかあやうい行天の二人が一緒に暮らしでしてからは、なにかと厄介な事に巻き込まれる日々で……

直木賞受賞作であるこの作品。直木賞イコール代表作というようなイメージがあったのですが今まで読んできた三浦さんの作品とは少し毛色が違う印象を受けたので、これが直木賞というのが少し不思議な気持ちです。
直木賞の基準って何なのでしょうね。

短編連作といった感じで進んでいく話の中には、売春婦のルルやハイシー、麻薬の売人の星など登場人物の個性が強くどこかハードボイルドを思わせるような(あくまでも自分の勝手なイメージ)ストーリー。
依頼人とのやり取りのなかですこしづつ多田や行天自身の過去や家族に踏み込んでいき、コミカルな部分もありながらもそれだけでは終わらないようなお話。

はっきり言ってしまうと、私自身は好きでも嫌いでもない小説。いまいちつかみきれぬままに読み終わってしまって、正直感想も悩んでしまう。
時間をあけて再読するべきかな。
ただ、やっぱり三浦さんの文章には惹かれるものが確かにある。
ラスト1ページの文章は良いなと思う。

(2007.4.20読了)

テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌

04 | 2007/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

あさみまみ

Author:あさみまみ
関西在住アラサー
漫画や本を読むことが好き
脳みそからあふれた徒然を

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

リンク

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

ランキング


アクセスランキング
ブログランキング ranQ(ランキュー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。